この記事には広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
ときは平安。闇夜に紛れて帝都を襲う鬼たち。
そんな魑魅魍魎軍団を式神を操りバッタバッタと倒しまくった安倍晴明。
嘘か真かはさておき、ギチギチマガジン読者諸君ならばそんな安倍晴明は抑えておきたい人物の一人だ。
そこでギチギチ的な学習ポイントを次の2点に絞り、晴明の謎に迫っていきたいと思う。
1点目「母親が狐(葛の葉狐)」
「恋しくば 尋ねきてみよ 和泉なる 信太の森の うらみ葛の葉」
2点目「陰陽思想(自然界の万物は陰と陽の二気から生ずるとする)」
自然界の万物は陰と陽の二気から生ずるとする考え。ギチギチマガジンの編集思想と完全一致。
そのため今回はギチマガの特殊なコネを屈指。なんと晴明の末裔だという人物とのアポイントメントに成功したのだ。
事実であれば、すごいことである。おそらく「荒俣 宏」が黙っていないだろう。
日本オカルト界の巨匠こと荒俣 宏に先行し、ギチギチマガジンが晴明の末裔と云われるその人物へ真相を伺う!
緊張のせいだろう。黙ってしまったS氏の緊張の糸をほぐすためこちらから質問を投げかける。
ここで衝撃の事実がS氏から語られることに!
え・・・!?
再びカラスが遠くでカァーっと哭いた気がしたギチケンであった。
S氏の正体とは・・・。
な、なんとS氏は晴明の式神によって粉微塵にされた魔物の末裔であったという!
これはギチギチマガジン編集部内で伝言ミス発生か!?
S氏によるとこの魔物がおそらく先祖だろうと、みずからスマホで検索し教えてくれた。
企画中止の危機の場面にもかかわらず、実はギチケンは内心ホッとしていた。
なぜなら、「あの時なるほどなぁと。ええ、腑に落ちましたよ。だってS氏の第一印象が私の抱く陰陽道を扱う人間とは程遠く、どちらかというと穢れの類いに感じたものですからね。そりゃあ、面と向かってはそんなこと言えませんでしたがね。」と回顧。
それはさておき、気を改めて対談を続けよう。
でも戦いは1度だけではなくて、実際は何度も戦っていたみたいですよ。
『今日のところはこれくらいにしておいてやろう』みたいな。不良の縄張り争いみたいなもんですね。
互いに共存関係なんでしょう。どちらか居なくなっても仕事が無くなるでしょうお互いにさ。
それはかなり面白そうですね。やっぱり魔物から攻撃開始するルールですよねそこは。
とはいえ魔物なので無策で攻めます。
それを晴明率いる陰陽使いのお役人が待ち構えているのです。
動きが完全にバレているんでしょうね。
はじめから膝や目といった急所を狙う
セメント勝負を仕掛けてくるので要注意です。
わかりますか、サミングですよ。サミング。
(ここで目突きの仕草をするS氏)
出会いがしらに直接殴られることもあったそうです。
式神ではなく、陰陽師に直接殴られるのは魔族のプライドを傷付けますから、
精神的なWダメージを狙ったものでしょう。
泣き叫びながら陣地に帰ってきた魔物もいたと言います。
魔物も楽じゃないと微笑むS氏。彼らは現代でいうところの「たけし軍団」のような立ち位置だったのかもしれない。
ところで魔物にも不思議な力はあっただろうから、それを今でも継承しているのかS氏に確認したところ
「普通の人には見えないモノ」を感じたり、何かが憑依する時があるという。
ムムム!それならさっそくチカラを見せてもらいたい。依頼をすると、少し準備がいるとのことで一時退席するS氏。
とある男をS氏が霊視!!S氏の禍々しいチカラのその全貌!
~S氏が準備のため退席してから10分経過~
何かをおっぱじめる前に着替えを済ませてきたS氏が再び登場。
おもむろに地面に座り込んだS氏。
しばらくするとS氏の周囲に何かが浮かび上がった!なんだこれはッ!?
魔法陣か!??意味不明な文字が浮かび上がる・・・。
なんと禍々しいオーラなのだ。近付きたくない。
この世のすべての悪意を餌に生きているっとでも言いたいのだろうか。
それでもヘラヘラ笑っているS氏に驚嘆。
こんな魔法陣に座るキャラクターが
スマホゲームのガチャで登場したら、あなたどうしますか?
おそらく二度と課金はしないだろう。
すごいチカラを披露してくれたことにまずは感謝を述べつつ、
先日に山で遭遇した天狗男をS氏に霊視してくれないかとお願いした。
(天狗男を知らない読者はこちらの記事をチェックしてくれ!)
するとS氏は興奮気味に
うーん、ざっと全部で250,000体!もう手遅れだよ。
生きているのが魔訶不思議。相当な絶倫だねこの人は。
なんにせよ”現世”も”来世”も地獄行き確定です。
「気休めですが見てしまった以上、ほら一応ね。やっておかないと気味が悪い。」と言いながら、なにやら”おまじない”を始めたS氏。
そしてチカラを込めて、「破ッ!」と一閃!!
この瞬間に遠くで「プギャー」っと無様な悲鳴が聞こえた・・。多分またカラスの仕業だろうか。
そろそろアルバイトの時間だと言うS氏。多忙な時間の合間でのご協力に、感謝を告げて氏と別れることにした。
さて、当初の学習ポイントについては一切深堀りができなかったが、普段はフィーチャーされない魔物側の意見も聞けたのは良い経験であったと自分に言い聞かせたギチケンであった。
最後までお付き合いありがとう。終
※なお、対談内容は自称「清明の式神に嬲られた魔物の末裔」と言い張るS氏の証言であり、事実に基づくかは不明です。
おまけ
安倍晴明について晴明神社のご由緒書きから以下に引用する。
安倍晴明公(920年-1005年)は、孝元帝(こうげんてい)の皇子・大彦命(おおびこのみこと)の御後胤で、幼い頃から非常に多くの道に秀でておられました。特に、天文暦学の道を深く極められ、式神を思いのままに操る霊術をも身に付けられておりました。
成人されてからは、天文陰陽博士としてご活躍。天体を移り行く星や雲の動きを観察し、宮殿の異変や遠方での吉凶を言い当てられ、朝廷を始め多くの人々の信望を寄せられたと伝えられています。
晴明公は、朱雀帝から村上、冷泉、円融、花山、一条の6代の天皇の側近として仕えられ、数々の功績をたてられます。村上帝に仕えておられた際には、唐へ渡り、はるか城刑山にて伯道仙人の神伝を受け継がれ、帰国後、これを元に日本独特の陰陽道を確立されました。今日、私たちの日常生活の基準となる年中行事や暦術、占法は皆、この時に創られたものです。