ギチギチ横須賀ストーリー

戦艦三笠の写真

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ある日、裏万家満室編集長がお気に入りの歌謡曲を気持ちよく聴いていた。そこへダースーが騒がしくバウンド出社(弾みながら出社すること。急いで出社したことを周囲にアピールしたい際に彼がやる手口)。静かに曲を聴きたい編集長は「お疲れダース。早速だが横須賀に行ってロケしてきてくれないか。さぁ今すぐここを出ていけ!」っと冷静かつ大雑把にロケの指示。ダースーはヘラヘラしながら、「オイース」と朝食代わりのドーナツを咥えながらバウンド退社して横須賀へと向かって行ったのだった。

憧れの戦艦三笠でダースーターン炸裂!?

みなさんこんにちわ。まずやってきたのは、横須賀中央駅から徒歩15分の戦艦三笠です。日露戦争の日本海海戦において連合艦隊旗艦としてバルチック艦隊と戦い勝利した戦艦です。ロシアの極東進出から我が国を守ってくれた日本民族の誇りの戦艦です。
この三笠は世界で現存唯一の前弩級戦艦です。三笠の詳しい内容を知りたい人は三笠HPやWikiをご覧いただきそしてここへ足を運んでみて下さい。この戦艦と当時の乗組員のおかげで今日の日本があることを私たちは忘れてはいけません。
それでは早速、大人600円のチケットを購入し戦艦三笠に乗り込みましょう。
砲弾を詰めるモデル

砲弾を運ぶ真似をしているつもりだが、ビートたけしのコマネチにしか見えない哀れなダースー。

8cm砲

8cm砲は見学者が自由に向きを変えられます。

本日天気晴朗ナレドモ浪高シ

副砲を打つダース

ダースーの胴回りがデカ過ぎて「C」の形をしたところに入れない。

Z旗には「もう後がない」という意味もあると知り、感慨深い顔のダースー

30センチ前部主砲

30cm前部主砲の前での1枚。「欲望のままに体が肥大化するダースーをこの口径30cm主砲で一斉射撃してほしいなぁと願いながら撮影しました」(カメラマン談)

三笠のゲーム

ダースーの興廃もこの一戦にあり!?

司令官から取舵いっぱいの指示!怯えるダースー。

トーゴーターンならぬダースーターン炸裂か!?

フォルムが似ているような・・。

見学を終えたダースー。心なしか少し顔付が引き締まったようにも見える。

どうでしたか?と感想を聞くと、「憧れの三笠に乗船できて嬉しい。見ごたえ充分でした。現存していることが奇跡だなと思う。あと腹減りましたよね。」

ただ単に空腹でしぼんでいただけのようだ。

金曜日はカレイライスを食べませう!

一般家庭の定番メニューである“カレーライス”は、横須賀が発信の地と云われている。ルーツは海軍の軍隊食であり、海軍で食されていたカレーライスが故郷に帰還した兵士たちによって全国に広まっていったそうだ。今でも海上自衛隊では長い航海の間に曜日感覚を失わないよう、毎週金曜日のお昼にカレーが食べられている。そして「当時の味を再現しよう」と、「海軍割烹術参考書」(明治41年)にあるカレイライスの作り方を忠実に再現した、横須賀海軍カレー本舗さんにやって来ました。

「♪軍艦マーチにのせて席までお届けします♪」という魅力的なイカついメニューもあるが、ダースはカツ砲の大きさに怖気付き「よこすか海軍カレー スペシャルビーフ」を注文。そして自ら軍艦マーチを歌うことでその場をアレンジした。流石だとしか言いようがない。

まずは運ばれてきた牛乳をゴキュ飲み!
海軍カレーの定義の一つに「必ずサラダと牛乳をセットして提供」というのがある。

早速カレーを一口。ダースーは「サラダは後で食べる派」のようだ。

皿を持ってがっついて食べ出した。これはダースーの胃袋が旨いと認めたサインだ。

ほんの数秒で全部を平らげてしまった。彼には味わうといった時間は無用なのだ。

あ、あれ!?コイツ、私のカレーを狙ってる目をしてないか?

食後は海軍コーヒーでホッと一息

ヒデヨシ商店でおもわず昇天!?

次にダースーが向かったのは、ドブ板通りを抜けて隣駅の汐入駅徒歩3分のところにある「ヒデヨシ商店」。いわゆる角打ちスタイルの酒屋だ。それ自体も珍しいが、ここが特殊なのは客層にある。9割が米軍関係の外人が占めるという。まだ陽のある15時に向かったのだがすでに店内では一杯始まっていた。

初の角打ちスタイルに戸惑った我々。ひとまず瓶ビールを頼んだ我々だが、周囲を見渡すと他の客はビビットカラーのチューハイらしきものを呑んでいる。しまった!ここではチューハイがスタンダードなのか!?しばらくすると外人客2人が我々の前で追加注文をしていたので様子を伺っていると

外人A「パインジュース」

外人B「ミルクティー」

店主「OK」

その後、店主はおもむろに清酒の瓶を抱えコップ半分まで注ぐ。そして冷蔵庫からパインジュースとミルクティーの缶ジュースを取り出しそれを先ほどの清酒に投入。え!?清酒にミルクティー?頭をハンマーで殴られたような衝撃に思わず昇天。

壁から天井まで1ドル札がびっしり。駐屯した米兵達が貼っていったもの。

日本の海を守ってくれてありがとうと伝えたかったが英語ができないので態度で示してきた。

ダースー、闇市でブラ着用疑惑!?

ヒデヨシ商店での衝撃も冷めやらぬまま再び横須賀中央駅へ戻ってきたダースー。理由は駅前の若松マーケットに潜入する為だ。なんでもここ若松マーケットは戦後に闇市としてスタートして今に至るそうな。始まりが闇市ってのが危険な香りがしてポイント高い。

「横須賀ブラジャー」の看板がダースーの目を引く。このままだとここで発情しかねないので、早速マーケット内に潜入することにした。

まだ陽が高いせいか営業している店が少ない。魅惑のブラを探し歩くダースー

タイル張りの洒落た店名。まだ開店前だったので入店できず。

 

ここも開店前。

お!いい店を発見!ここに潜入だ!店の名前は白根家。先に言う。この店のチョイスは大正解だった。料理がとても美味しいのだ。

そして横須賀ブラジャーを呑みに来たことを告げると

店主「なにカップにしますか?A、B、C、Fカップとあります。」

好きなカップを選べるのか!自分の好みを晒すかのような気分も味わいつつも

我々はブラジャー初心者なことを店主に前置きし、控えめにAカップを注文した。

「横須賀ブラジャー」の正体はブランデーをジンジャーエールで割ったもの。

このグラスとロゴがモダンで魅力的だ。

ここ白根家ではカップによる違いは量ではなくてブランデーの種類が異なると店主が優しく教えてくれた。

Aカップ: サントリーvo 500円
Bカップ: 本日なし
Cカップ: camus 800円
Fカップ: レミーマルタン 1000円

まずはブランデーだけで愉しみ、その後ジンジャーエールで割るのを店主に薦められた。これはブランデーが苦手な人でも飲みやすい。甘さも自分で調整できる。

美味しいので、2杯目はCカップを頼んだ。ダースーでも味の違いがわかったとのこと。

お通しの煮魚

旬のサンマとサーモンの刺身。刺身は佐島直送のこだわり。左は鳥皮とバカでかいのはネギマ

ブランデーに合わせてアヒージョ

刺身のサンマの骨を揚げてくれるのは嬉しい

クラムチャウダーとか凝ったメニューが並んでいる。

ここでなんと今さっき釣ってきたというアジが登場。実は釣った本人がダースーの隣に座っていた。それもあってかダースーは張り切って一番奥の大きいアジを捌いてくれるよう店主に頼んだ。

捌いてもらった釣りたてのアジ

このアジの刺身、美味しすぎて感動した。「コリコリしている」と言うとダースーの隣に座る釣った本人が「釣りたてだから死後硬直でコリコリしているんだ」とニンマリ。時間がたつと硬直が取れてしまうので、この歯ごたえはなかなか普段は味わえない。

アジの骨も揚げてくれる優しい店主

「骨までしゃぶる」とはこうゆうことか。

白根家さんありがとう。また訪れたいお店に決定!

いかがでしたかダースーの横須賀案内。皆さん行きたくなったでしょうか。

 


そういえば冒頭に編集長が聞いていた歌謡曲のタイトル、

読者の皆さんはおわかりだろう。

「急な坂道駆け上ったら 今も海が見えるのでしょうか ここは横須賀」

〜 fin 〜