【元号改正】平成最後の年末年始の過ごし方と菊コレクション

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皇紀2679年4月30日今上陛下が「退位礼正殿の儀」で最後のお言葉を述べ、30年にわたる「平成」が幕を閉じようとしている。

翌5月1日に皇太子殿下が天皇陛下に御即位あそばれ、新元号となる。

昨今の合理主義的な社会においては、「元号制度を廃止し、西暦に統一せよ」と言っている輩を多く見受けるが、これは非常に嘆かわしいことである。

システム的なご都合しか考えていないのであろう。

世の中が合理的にまとまっていくことは嬉しいことではあるが、変えてはいけない部分というものが存在し、それが伝統というやつだ。

什の掟の如く「ならぬものはならん」という問答無用のエリアが伝統であり、そこに理由などいらないのではないだろうか。

日本国は世界最古の国で建国以来一度も植民地化していないという。

これは他に類をみないことで、伝統を重んじるヨーロッパ諸国からするとすごく羨ましい事だともいわれている。

また、頻繁に革命を興している国々には伝統がないからそれこそ羨むことかもしれないし、そもそもこの考え自体が深くわからないかもしれない。

伝統は金で買えない。

他から見たら羨むほどの美しい伝統を当の本人たちが軽はずみに無くしてしまえと騒ぐ。

合理的な正論を声高に述べていることにのぼせているのだろうか。

※一般報道では「皇太子さま」と敬称に「さま」を用いていますが、正しい敬称は「殿下」である。天皇は無論「陛下」が正しい。天皇「さま」と言わないようにしたい。

元号の命名と安岡正篤

政府からの新元号の公表は1カ月前を目途としているようだ。

新元号の案については竹田恒泰氏が皇室の歴史と併せて興味深い考察を動画で配信しているので興味があれば見るとよい。

元号は中国の古典から命名するのが多いそうだ。

平成の元号については、小渕恵三官房長官(当時)が「新しい元号は『へいせい』であります」。と墨で書かれた2文字を掲げているシーンが印象的だ。

「国の内外にも天地にも平和が達成される」という意味が込められているそうで、やはり中国の古典が元となっている。

ところで「安岡 正篤」という人物をご存じだろうか。

陽明学者であり思想家であり昭和の政界・財界の黒幕と言われていた人物である。

歴代総理の相談役だった。

この安岡が「平成」という元号の命名にも関わっていたとの噂がある。

否定する説もあり真相はわからないが、その情報を機に氏に対して興味を持ち始め、調べるうちに興味が憧れに変わり尊敬するようになった。

論語で説かれているような一本筋の通った人間に成りたいものだ。

氏について知りたい場合は、神渡良平著の「安岡正篤の世界―先賢の風を慕う」が良本だ。昭和史の裏での活躍ぶりがとてもわかりやすく記載されている。

平成最後は一心不乱に国旗を振り万歳三唱せよ!

私は今上陛下の天皇誕生日12月23日の一般参賀および1月2日の新年一般参賀は必ず皇居へ赴く。一心不乱に国旗を振り万歳三唱。1年を通して声が嗄れるのはこの両日くらいである。これがギチギチ編集部から提言する平成の日本における年末年始の過ごし方だ。

一般参賀の模様

 

商業的なクリスマスに浮足立ち、老若男女が物々交換の品定めに悩んでいるのもいかがなものでしょう。

クリスマスイブの前に、まずは天皇誕生日に皇室弥栄を想うひと時もあっても良いものだ。

日ごろクリスチャンではない人でも本当に復活祭を祝う気持ちがあるなら、ただ単に楽しく食事をして祝えばいい。

キリストならパンとぶどう酒でしょう。

やれネックレスだ指輪だとか必要ない。男性1人で女性もののジュエリーコーナで店員と慣れない感じで接客しているのを見ると、私はなんだか男として恥ずかしく感じてしまう。こうゆう感覚を持つ人、きっと近くにいるはずだ。

年々、参賀には諸外国の方の参加が増加している気がする。万世一系の天皇を拝見しようと寒い朝から行列に並ぶ外人。

それに引き換え、自分の周囲の日本人で参賀に行ったことがあるという人は皆無と言ってよい。

今上陛下が天皇としてのお立場での最後の誕生日である12月23日の一般参賀および新年一般参賀、どちらかでも平成の最後に参加してみてはいかがでせうか。そして参加するならラフな格好はやめて自分なりの正装で参加しよう。

言い忘れたが、クリスマス時期の食品は大量生産品で添加物が多いから注意が必要だ。いつも通りの正しい食事を心がけたい。

一般参賀に初めて行く人のための心構え

前回の傾向および今上陛下最後の参賀となることから今回は大変な混雑が予想される。

時間には余裕を持たせた方がよいだろう。

平成30年12月23日 天皇誕生日一般参賀

天皇皇后両陛下,皇太子同妃両殿下,秋篠宮同妃両殿下,眞子内親王殿下及び佳子内親王殿下

第1回 午前10時20分頃
第2回 午前11時頃
第3回 午前11時40分頃

皇居正門(二重橋)から入場する。

東京駅から徒歩で行ける。多くの人が向かうため迷うことはないだろう。

手荷物検査あり。

午後はお出ましは無くて、記帳のみとなる。

平成31年1月2日 新年一般参賀

○第1回及び第2回は,天皇皇后両陛下,皇太子同妃両殿下始めお出ましになれる成年の皇族方
○第3回以降は,天皇皇后両陛下,皇太子同妃両殿下,秋篠宮同妃両殿下,眞子内親王殿下及び佳子内親王殿下
第1回 午前10時10分頃
第2回 午前11時00分頃
第3回 午前11時50分頃
第4回 午後1時30分頃
第5回 午後2時20分頃

要領は天皇誕生日一般参賀と同じ。ただし新年の参賀は午後の部もある。

それでは皆様、皇居でお会いしましょう。

宮内庁サイトの参賀ページ

 

おまけ:皇室コレクション

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ギチギチ編集部が所有する菊コレクションの一部

左上から時計回りで「菊の金杯」「ネクタイピンとカフス」「陛下より賜わった落雁」「今上陛下が皇太子殿下の御身位のときの御成婚記念切手」「昭和御在位50年記念の100円硬貨、同じく60年記念の壱万円硬貨、500円硬貨、平成御在位20年記念の500円硬貨」「昭和天皇皇后両陛下御渡米記念の切手」